五十肩を大解剖!!!

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こんにちは!

伊勢崎市スポーツ障害 骨盤姿勢矯正 交通事故治療が得意なLIGARE整骨院です!

 

境野です!!

 

 

あっっっつくないですか? 気温が!!

やる気を出すのはまだもうちょっと先でいいぞ、気温よ!!!笑

 

 

 

さて、最近 肩の痛みで来院された方がいました。

その人との会話で「肩の痛みってモヤモヤではっきりしないよね~」

なんて会話をしていました。

 

なんとなくの肩の痛み、モヤモヤした肩の痛みで、僕が思い出したのが

「五十肩」です。四十肩とも言いますね。

 

不定愁訴というか、原因のはっきりしない痛みって不安になりますし何よりすっきりしないですよね、、、

 

そんなわけで今回は 五十肩を大解剖!!! と題して、少し解説していきたいと思います!

 

 

 

 

五十肩について、、、 

 

五十肩とは、別名 肩関節周囲炎といい、その名の通り肩周囲の痛みで、モヤモヤと

はっきりしない痛みが出ることが多いです。

英名だとFrozen Shoulder(フローズン ショルダー)

凍結肩なんて言ったりします。

 

凍ってしまったみたいに肩が上がらない、動かないことをこんな風に表現するんですね

昔の人は基本的に感覚がファンキーですね。

これは思いつかない、、、笑

 

五十肩という名前の通り、発症は50歳代が非常に多いです。 

 

ではなぜその年代に多いのか?

どんな原因があるのか?

 

原因として: シャツを着ようとして(袖を通そうとして)

       棚の上のものを取ろうとして

       後ろのものを取ろうとして

       

  基本的に「何かの動作での誘発」が多いです。

  定義が曖昧なので、原因不明とされることが多いですが、あれかな?って

  原因はあるかと思います。

 

  「そんなんみんなやってんじゃんっ!!」って思いますよね。

  その秘密が次です!!

 

 

誘因として: 加齢により、肩関節周囲を構成している

       骨・軟骨・筋肉・腱・靭帯・関節包

       変性脆弱化 によるもの

 

   使っていれば古くなって、壊れやすくなります。

   道具然り、人間然りです。

   耐久力も落ちます。

   その弱くなってしまった組織が、何らかの動作で(原因して)

   痛み、運動制限等、五十肩の症状を引き起こす訳です。

 

 

ここから詳しく五十肩について解説を入れていきたいんですけど、

その前に!!

「肩関節」について解剖学的な見方をしていきましょう!!

そのほうが分かりやすいので、、、

どんなんなってんの?? くらいの気持ちで見てください!!

 

 

 

 

肩関節の解剖 ~自由に動く魔法の関節~

 

 

何気なく左右にくっついている肩関節ですが、

なぜんなあにグルグル動くのか?

どんな構造をなのか?

 

疑問に思った事ありませんか?

 

【肩関節の構造】

 

 

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前面

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後面

肩関節は 上腕骨+鎖骨+肩甲骨 で構成されています。

関節自体は「球関節」と言って、ボールが滑るように動きます。

グルグル動く理由はこれですね。

 

ですが、ただグルグル回っているだけだと、脱臼し放題になってしまいますので、肩関節というところは 筋肉や靭帯で補強されています

 

 

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この筋肉がや靭帯が弛緩したり緊張したりすることで、肩関節は上手に動いています

 

どのように動くのかというと

 

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  1. 屈曲・伸展  
  2. 内転・外転  
  3. 内旋・外旋  
  4. 水平屈曲・水平伸展    

 

基本的にはこの8つの動きを複合しながら使っています。

 

 

ここまで見ていると、結構すごい関節に見えてきます。

 

まあでも、完璧な構造はありません。

肩関節にも欠点がいくつかあります。

 

関節窩(ポケットの部分)が浅いためグルグル動くが、抜けやすいこと

細かい筋肉がそれぞれ複雑に動くので脆弱化が早いこと

腕という重いものを支えているということ

 

ちなみに関節には「関節包」という袋で覆われていて、伸びたり縮んだりと関節の動きに合わせて関節を保護してくれています。

こいつも軟部組織なので損傷しやすいです。

 

 

さて、ここまでざっと構造についてお話ししましたが、話を戻しまして

いよいよ五十肩の「症状」についての解説です。

 

 

 

 

五十肩の解説

 

五十肩には「炎症期」「拘縮期」「解氷期と3つの段階に分かれます。

 

炎症期

期間は2週間~長くて3ヵ月程続きます。

最も痛みが強い時期で、

安静時痛、運動時痛、夜間痛 いずれも強く出ます。

特に夜間痛が激しく、寝ている間や寝返りをうつだけでも痛みで目が覚めたり、眠れなかったりします。

痛みの為、日常生活動作に困難が生じます。

 

 

拘縮期

期間は3ヵ月~12ヵ月と長期に及ぶ場合もあります。

炎症期と比べて痛みは軽減してきますが、肩が上がらない 腕を後ろに回せないといった「運動制限」「可動域制限」が顕著にあらわれてきます。

 

俗にいう、結髪動作(髪を結ぶ) 結帯動作(帯を結ぶ)が困難になり、それ以上動かないことから「拘縮期」といいます。

 

氷期

痛みは落ち着き、可動域制限も徐々に戻ってきます。

 

早い人だと半年、長い人だと1年~2年くらいで解氷期に入れます。

繰り返さないためには、持続的なストレッチやケアが必要になってきますので、油断は禁物です。

 

 

 

 【考えられる炎症過程】

① 関節包の炎症

  関節包の滑液(関節が滑らかに動くためのもの)の量が減少してしまったために

  関節同士のぶつかり合いや関節包の摩擦などで炎症を起こすパターン

 

② 上腕二頭筋腱の炎症

  上腕二頭筋(力こぶを作る筋肉)の腱が変性や脆弱化等で負荷が掛かり炎症を起こ

  すパターン

 

③ 腱板損傷

  棘上筋と呼ばれる肩の筋肉の断裂や損傷により、その部位の変性が起こり炎症を

  起こすパターン

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 五十肩を改善させていくポイントは冷やさないこと、すなわち「保温」です。

そしてゆっくり焦らずに可動域を戻していくことが重要になります。

 

ひとりひとり改善期間も原因も異なる五十肩だからこそ

 当院では1人1人しっかりと問診し、評価 施術と その人が一番早く改善できるように施術を心がけています!

 

痛みの改善(medical)

 

動きの改善(training)

 

不調の改善(conditioning)

 

を目指して皆様の「なりたい姿」をサポートしていきます!!!

 

お電話、ご相談お待ちしております!

 

 

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